エクセル> 時間の概念を把握する。
シフト表を作るとき、おそらくツマヅク箇所が時間の概念です。
通常数字は十で単位が繰り上がりますが、時間は 二十四、十二、六十 ごとに別の表示で繰り上がります。
繰上げが違い面倒です。
以下具体例を挙げてみます。
時給計算で例え
Aさん 時給 1000円
ある日の出勤時間 15:00 退勤時間 22:00
休憩・遅刻・残業なしでシンプルに考えて見ましょう。
勤務している時間は 7時間なので 日当 7000円 と表示されるべきです。
しかし、時給のセルE2 × 勤務時間E4 = 291.6667
おかしな数値が表示されます。
解決するには 時給のセルE2 × 勤務時間E4 × 24 = 7000 と表示がされます。
ではなぜ 291.666となるか?
時間の裏にはシリアル値と呼ばれる 値が存在!
シリアル値とは、エクセル内部で時刻を表現するために使用している数値のこと
シリアル値の例
- 1900/1/1 0:00:00 1
- 1900/1/1 12:00:00 1.5
- 1900/1/2 0:00:00 2
1900年1月1日を基準の「1」
1日(24時間)を1として考えるので、1900/1/2 0:00:00 は 2となります。
通常シフト表を考える際には 1日が「1」であり、1時間は「24分の1」1分が「1440分の1」1秒が「86400分の1」であることを認識しておけばよいです。
シリアル値を戻そう
7時間の裏には「0.29167」という数字が隠れていることがわかりました。
7時間とは24時間中 29.167%を占めるため 0.29167となるのです。
時給のように、ただ「1000」をかけると 0.29167が単純に1000倍されます。
7時間働いて・・・291円てことはないですよね、あくまでもこの「0.29167」は1日に占める時間の値なので、一度数字を戻さなければいけません。
それが 24をかけることです。
※時刻を使った式が上手くいかない場合、シリアル値と普通の数値がごちゃごちゃになっている可能性が高いです。